(2021年11月29日)
ヨガ仲間の皆さん、アロハ。
どのようなサンクスギビングを過ごしましたか?
私は夫と営む自然ファームに数名の友人を招いてごく内輪のポットラックランチョンをしました。こんがり焼いた七面鳥、マッシュ・ポテトにグレイビーソース、ピーカンパイに特製コールスローサラダなど、持ち寄ったごちそうを堪能しながらの楽しい会話が弾む中、ある参加者が皆に問いかけました。「あなたは何に感謝をしますか?」
――それは、サンクスギビングにちなんで投げかけられたのですが、自分自身を見つめ直し、お互いを良く知り、人の和を創り出す本質をついた質問だと感心しました。
最近は、クリスマスカードや年賀状ではなくサンクスギビングカードを送ることで一年を振り返り、家族や友人や恩人に感謝をし、仕事に感謝をし、今ここに生かされていることに感謝をする、という人が私の周りで増えています。
素晴らしい人生を送るための「生き方」を教えてくれた我が恩師は、「感謝は幸福の呼び水」だと言いました。感謝の対極にある怒りや嫉妬、不平不満、愚痴は人生を暗くします。それらを抑え、他の存在に対して謙虚になり、感謝の気持ちを持つことで、自分の心が磨かれ、運命そのものが明るく開かれていくのだそうです。
ヨガの目的は、ア―サナ(ポーズ)の練習を重ねて身体を整え健康にすることだけではなく、「心をおさめる」ことがその先にあります。さらに、瞑想を通して心の奥にある美しい「真我」にたどりつくことは、ヨガ修行者にとっての究極のゴールだと言われています。そして瞑想の練習でも、自分が最も感謝をする対象をはじめに思い描くことは、一つの方法として重要視されています。
あなたは何に感謝をしますか?
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