(2023年3月12日)
ヨガ仲間の皆さん、アロハ。
お元氣ですか?
「私は体が硬いからヨガに向い
ていない」という言葉をよく耳にします。
体が硬い、とはどういうことでしょうか。多くの場合、前屈をする際に手が足につかない、背骨を後ろにそらせるのが苦手、、、など脚の裏や背骨周辺の筋肉や腱・靭帯など結合組織が硬いと考えるのではないでしょうか。
しかし私たち人間の筋肉は、体型をつくり肉体を動かすのに必要な骨格筋だけで600以上、数え方によっては約650もあると言われています。それらの筋肉一つひとつは独立して機能するのではなく、すべてつながっているという考え方が現代の運動生理学の世界では主流になっています。
600以上の筋肉を繋げる代表選手が、これまでにも何度か触れてきた筋膜(Fascia)です。筋膜については現代科学でもまだまだ解明されていない部分がたくさんあるそうなのですが、その成分の多くが水分で、細胞が衰えはじめても何もせず放っておくと乾いて硬くなっていく、ということはわかっているそうです。
ヨガは、体じゅうにはりめぐらされた筋膜組織にエネルギーを送り込み血流の循環を促し、水分を補充してくれます。体全体を潤わせるプラクティスにより、時間をかけて筋膜全体に柔軟性を取り戻してくれます。
体が硬い人にこそヨガが向いているのです。
ここの筋肉が硬いから、この関節が硬いから、と特定部分だけのストレッチをするのではなく、体じゅうの筋膜を動かすヨガを定期的に続けることで、「体が硬い」意識から抜け出しましょう。
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