ヨガ仲間の皆さん、アロハ。どのような新年を迎えられたでしょうか。
私は元旦に夫・Garyとオアフ島西側で友人がボランティアをしているファームを訪ね、そこで初日の出を拝みました。添付写真はその時に友人に撮ってもらったものです。
私の眉間(ヨガでは第6チャクラにあたり、第六感に繋がる場所とされています)が金色に輝いているのは、おそらく太陽の強い光がiPhoneカメラのスクリーンに反射したものと思われますが、2023年の素晴らしい幕開けを予兆しているのだと勝手に思い込んで、大切に保管することにしました。(笑)
私事になりますが、長年「人生の師」と仰ぎ敬愛してきた稲盛和夫さんが昨年この世を去られたため個人的に喪に服しており、今年は年賀のご挨拶を失礼させて頂きました。
世界的にも類を見ない名経営者であり哲学者でもあった稲盛さんの教えを実践し、従業員を守り公正で誠実な経営を続けて成功してきた経営者が日本国外に何万といます。ハワイでも多くの経営者たちが、稲盛哲学のおかげでリーマンショックやパンデミックを乗り切ることができました。
経営者だけではありません。全ての人は考え方を変えるだけで素晴らしい人生を送ることができる。そのためには天(宇宙=自然の真理)を敬い人を愛することが大事。そして心の奥底にある真の自分(真我)を常に判断基準とせよーーとも教わりました。
それはまさに何千年にもわたり伝えられてきたヨガの教えでもありました。稲盛さんはヨガの修行者ではありませんでしたが、世のため人のために尽くすことが人間として最高の行為であると説く在家の禅僧でした。最期までその考えを貫かれ90年の人生を見事に全うされました。
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さらに、年明け早々もう一つ訃報が飛び込んできました。ドキュメンタリー映画シリーズ「地球交響曲(ガイアシンフォニー)」の龍村仁監督が、老衰のため82歳で他界されました。
地球がそれ自体一つの巨大な生命体であり、動物も植物も海も山も、すべての存在が互いに繋がり影響し合って40億年という歳月を生き続けており、私たち人類もその一部として生かされている――ということを、「ガイアシンフォニー」は美しい映像と音楽で描き出しています。
監督自らも同映画の普及に尽力され、2007年にはハワイ初の一般上映会のために、ホノルルで講演していただきました。奇しくも、シリーズ9作目「地球交響曲第九番」に登場した世界的指揮者・小林研一郎さんによる2022年末「ベートーヴェン第九」演奏会をご家族とお忍びで観戦されたのが、監督として最後の外出になったようです。
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個人的にも大きな影響を受けた方々のご逝去が続き、この年末年始はあらためて「人はなんのために生きるのか」を深く考えさせられました。
上記のお二人のような偉業は達成できなくても、一度しかない人生を精一杯生きてみたい、と思います。
虫や石ころも理由があって存在するように、どんなに小さくても私たちがいまこの世界に生かされている理由は必ずあります。それを見つけ、それぞれの人生を全うできるよう、できる限り長く健康な身体を維持し、心をおさめていきたいと思います。
今年も、皆さんが少しでもヨガの効果を得らるよう工夫していきたいと思いますので、ご意見ご希望がありましたらTakaeまでお知らせ下さい。どうぞ宜しくお願い申しあげます。
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